加工技術・製造工程|木田バルブ・ボール株式会社

加工技術・製造工程 TECHNOLOGY

ステンレス、チタン、ハステロイなどさまざまな鋼球を製造いたします。

鍛造からの切削、研磨、検査といった各工程の一貫製造体制を整えております。
それぞれ高いレベルで実現できる技術があります。

バルブボールの性能を生み出す技術と製造過程

1.鍛造加工

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プレス切断・プレス鍛造(熱間鍛造)をいたします。主にステンレス素材の鍛造を得意としています。

SUS304 / SUS316 / SUS316L / SUS430 / SUS431 / SUS630 / スーパーステンレス / NAS354N / SUS329J1

その他の材料としては、チタン、カーペンター、ハステロイ、モネル、アルミA-2014、SCM420、NTR435R、SKS3、S25C、S45C、SS400、S43Cなどを鍛造いたします。

他品種、小ロットを短納期・高品質・低価格でご提供いたします。
鍛造可能重量目安1個あたり約15kg~0.2kg、外径約φ250~φ50までは社内設備で対応いたします。

2.切削加工

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NC旋盤 / NC Y軸ミーリング付複合旋盤 / NC縦旋盤 / 縦/横MC / NCワイヤー放電加工機 / NCフライスオリジナル球体加工機(旋盤・研磨・ラップ) / 各種オリジナル専用機(フライス・端面R加工)

などを駆使し高品質の球体及び切削加工部品をご提供いたします。
また、小径バルブボールについては全自動専用ラインを複数完備し、小ロット~大量生産まで対応いたします。

3.研磨加工

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球体研磨加工についてはすべて弊社オリジナル機で、球体円筒研磨機・球体カップ研磨機・球体ラップ盤などを活用し、長年の加工ノウハウで超高精度を実現しており、限界精度、真球精度1μm以下、表面粗さRa0.03以下を実現しております。

球面研削加工・球面ラッピングは奥が深く、単にマシンを導入するだけで上記の精度は実現できません。創業来長年の経験や加工データの蓄積が、高品質の球体を生みしているものと自負しております。

4.バフ加工

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球体バフ研磨加工工法は非常に難しく特に真球精度を保ちながら表面粗さを鏡面へ仕上げる加工工法は弊社独自のものとなっております。

超高精度球体(真球精度+表面粗さ)は幾種類ものバフ、研磨材によりそれが実現するのです。
これらの技術や加工ノウハウはお客様より高く評価されております。

5.検査

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特に精度が求められるご要望については、真円度測定器・三次元測定機・表面粗さ測定器・形状測定器など使用することも可能です。さまざまな角度から精度の検査を行い、お客様に100%信頼できるもののみを出荷することができます。

また、材料入荷時には破壊検査となりますがデジタルロックウェル硬度計や発光分光分析装置などを活用し、信頼できる素材のみを使用し、お客様より高い評価をいただいております。

6.梱包・出荷

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梱包・出荷工程で量産品についてはお客様との連携により廃棄物ゼロをめざし「通箱」を活用し環境にも配慮しております。

弊社オリジナルのポリエチレン製バルブボール専用トレイなどを使用し、運送中の製品の干渉を防いでおります。製品一つ一つに真心を込めて梱包し、ご安心できる製品をお客様のもとへお届けいたします。

対応可能な材料一覧

オーステナイト系ステンレス(SUS303・SUS304・SUS304L・SUS316・SUS316L・SUS317など) マルテンサイト系ステンレス(SUS630・SUS403・SUS440Cなど) 二相系ステンレス(SUS329J1・SUS329J4・254SMOなど) 鉄全般(SS・S45C・SUJ2・SCM435など)
真鍮 砲金 アルミ チタン
モネル ハステロイ カーペンター タンタル
インコネル セラミック メテコ16C ステライト
インコロイ タングステンカーバイト コルモノイ コバルトクロム
ジルコニュウム マグネシュウム コバール アルミ青銅

※ 数量に応じて材料調達も可能です

製品についてのお問い合わせ、
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